伊豆半島ジオパーク

①伊豆半島ジオパークにおける環境保全と防災対策
②伊豆半島ジオパークの持続可能な開発と教育(SDGs/ESD)の推進

フィールドワーク協力事業者
伊豆半島ジオパーク推進協議会
伊豆半島ジオガイド協会
西伊豆町災害ボランティアコーディネーター連絡会
浜松市学校生活協同組合
静岡県立浜松工業高等学校
静岡県賀茂地域局
株式会社伊豆バス

フィールド担当教員【専門領域】
小山 眞人 (地球科学、防災科学)
山本 隆太 (地理学、人類学、教育学)
内山 智尋 (社会科学、社会学、社会福祉学)

 ジオパークは、大地が育んだ資産の保全と活用を通じて地域社会の持続的な振興を図る国際プロジェクトである。
 伊豆半島は、2000万年来の火山活動や地殻変動の生んだ豊かな自然と、そこに育まれた生態系・地域社会の歴史・特産物・文化などが高く評価された結果、2018年4月に国内9つめのユネスコ世界ジオパークの認定を受け、今後一層の活動推進が期待されている。
 フィールドワークでは、2つのグループに分かれ、保全と防災グループでは、ジオサイト保全のための環境負荷センサーの開発、地域住民による防災まち歩きと連動した情報共有ウェブサイトの開発と改良、新型コロナウイルス対策用のオンライン版も含めたジオツアーや防災まち歩きの開発・検証等を行っている。
 教育グループでは、ジオパークでの教育活動の幅を広げるために、SDGs(ユネスコの提唱する「持続可能な開発目標」)を軸としながら、VR(バーチャルリアリティー)の活用、漁業やダイビングとジオパークの視点(ウオジオ)、大学生目線での健康と教養のクアオルト×ジオツアーなど、プログラムの開発とその教育普及に取り組んでいる。

地域防災Web
西伊豆防災まち歩き




活動紹介

2023/03/15

伊豆月ヶ瀬梅林梅まつりに参加&ふらっと月ヶ瀬でワークショップを行いました(3月12日)

ジオパーク・教育班では、3月12日(日)午前、伊豆月ヶ瀬梅林梅まつりに参加しました。 この祭りは2月26日から3月12日までかけて行われたイベントで、主催は伊豆月ヶ瀬梅の里づくり協議会です。 今回はお声がけをいただき、静岡大学生によるジオパーク解説を提供するブースを設けていただきました。学生は来園される方々に対して、地域創造学環フィールドワークの取り組みや、伊豆半島ジオパークについて学生目線から説明をしました。梅まつりのスタンプラリーに参加するご年配の方や子ども連れの家族に立ち寄っていただきました。 ただ、「事前準備が足りなかった」という反省の声を学生から聞きました。これは教員の責任でも ... 続きを読む
2023/01/25

「ふらっと月ヶ瀬」でおもしろ自転車交流と地域づくり計画策定グループワークを実施しました(1月21日)

伊豆市にある「ふらっと月ヶ瀬」は社会福祉法人春風会が運営する複合施設です。複合施設には、デイサービス、こども園、就労支援事業所があり、高齢者、子ども、障害者が日常的に触れ合いながら過ごせるしくみになっています。このふらっと月ヶ瀬はもともとは月ヶ瀬小学校があったところで、今でもその面影がありますが、10年前に施設を改修するにあたり、当初かかわったメンバーたちには、この施設が地域づくりの拠点となり、誰からも愛される場所にしたい!という強い願いがあったそうです。 昨年、この施設におもしろ自転車を製作するオートクラフト・IZUさんがいろんなおもしろ自転車を持ってきてくださり、施設の園児、障害者、高齢 ... 続きを読む
2022/12/20

伊豆市の御城印の商品化に協力(12月16日)

伊豆市には狩野城跡をはじめとするいくつかの山城があり、地域振興のため、伊豆市産業振興協議会が中心となり、御城印の商品化を計画しています。今回は、そのうちの狩野城と大見城の御城印の制作に対し、大学生の力を借りられないかという相談を受け、辻さんが協力することになりました。11月には、狩野城が位置する天城地区の観光協会の関係者に会い、狩野城に対する知識や想いなどについてヒアリングを行いました。12月初旬には、伊豆市産業振興協議会やジオガイドさんと意見交換し、本企画の経緯や成果品に関する要望などについて聞き取りを行いました。 本プロジェクトは伊豆市にある伊豆総合高校の学生も参画しており、伊豆市に拠点 ... 続きを読む
2022/12/14

焼津温泉について視察しました(12月13日)

学環3年生の中橋さんは「静岡おくみゆプロジェクト」を進めています。 「おくみゆ」とは,江戸時代に徳川家綱が熱海から江戸城まで温泉を運ばせた「御汲湯」からヒントを得て考えた企画で,温泉を運ぶことで新しい価値を生み出すことを目指すプロジェクトです。 フィールドワークで訪問する中伊豆には,温泉運搬業を営む誠商事さんがいらっしゃいます。今回,ご厚意によって温泉の運搬にご協力を得ることができました。また,温泉のお湯は焼津市の焼津温泉を供給していただきました。そのお湯を大学まで運んでいただき,大学生スポーツ選手を対象に足湯の効果を考える取り組みをしました(11月26日,12月3日)。 参加協力してく ... 続きを読む
2022/12/12

KURURAさん、オートクラフトさん、ホールアース自然学校さんのイベントを視察しました(12月3 – 4日)

今回のFWは2日間にわたり活動を行いました。 まず、2022年12月3日の午後のFW活動は2つグループに分かれて実施しました。 一つのグループは、修善寺駅付近のフリースペースを活用して実施された、情報誌「KURURA」の発表イベントに参加しました。「KURURA」は地元の小学生により取材、執筆、編集された雑誌であり、作成開始から今年で10年目を迎えるということでした。小学生たちが主体的に地域にかかわることで地域に対する理解や愛着を深め、情報誌という成果物が地域に受け入れられ、そのことが子供たちの成長過程にとり大きな意義をもたらしていると実行委員系のメンバーが話していました。この活動に参加し ... 続きを読む
2022/11/14

午前は西伊豆で防災まちあるき,午後は伊豆市で時之栖さんを見学させていただきました(11月12日)

11月12日は午前は西伊豆で防災,午後は伊豆市で時之栖を訪問をしました。 午前は、防災・保全班による防災イベント、「沢田地区防災まちあるき」に教育班の9名が参加協力しました。このイベントは保全防災班の片川さんが中心となって企画したもので、西伊豆町の沢田地区をエリアとしてまち歩きをしつつ、防災上で気になる地点や重要な地点をスマホで記録していきます。と同時に、沢田地区の歴史や土地の成り立ちについて、佐波神社の棟札の歴史的な記録をてがかりにしつつ、静岡大学の小山真人教授、伊豆半島ジオパークガイドの仲田慶枝さん、土屋春樹さんの解説を聞きながら、まちなかで地形の観察と読み解きを行いました。 福本さん ... 続きを読む
2022/11/02

伊豆半島を1年生に紹介しました(1)(10月29 – 30日)

今年入学した1年生が参加するはじめてのフィールドワークを実施しました。 1年生に対して2年生、3年生がこれまでのジオパークでの活動経験をもとに、伊豆半島の見どころを紹介していきました。 ジオリアの展示解説 夜の修善寺での足湯 丹那断層 松崎町の下伊那神社 また、10月30日(日)の午前中は、函南町にある川の駅伊豆ゲートウェイで開催された「おもしろ自転車レース大会」に学生10名がサポーターとして参加しました。このイベントは伊豆市修善寺に会社を構える「オートクラフト.IZU」と川の駅のコラボレーションで実施され、今回は3回目の開催ということでした。オートクラフト.IZUには7月 ... 続きを読む
2022/09/14

FMISのラジオ番組に出演しました!2(9月13日)

本フィールドワークの2名の学生、中橋さん、辻さん(ともに3年生)がFMISみらいずステーションの番組「集まれ!静大三余塾」(火曜15:00~15:30)に出演しました。 パーソナリティーの鈴木創さん、古藤田博澄さんとの談笑で緊張をほぐしてもらい、リラックスしてからオンエアーにのぞみました 辻さんは幼い頃から西伊豆に遊びに来ており、伊豆半島の自然に親しみを感じていたので本フィールドワークを選んだとのこと。アート&マネージメントコースの学生として、伊豆の自然とアートのつながりについていつも感性を働かせてくれています。修善寺にあるスタジオ燕舎の勝野さんとの出会いも彼女に「アート&マネージ ... 続きを読む
2022/08/31

FMISのラジオ番組に出演しました!(8月30日)

青木さん(3年生)がFMIS(エフエム伊豆)みらいずステーションの番組「集まれ!静大三余塾」(火曜15:00~15:30)に出演しました。 パーソナリティーの鈴木創さんと事前に入念に打ち合わせをした上でオンエアーに臨みました。 藤枝の小学生お茶博士だったという驚きの過去から、静岡大学地域創造学環への進学選択、そして趣味のボイスパーカッションを披露した上で、伊豆半島でのフィールドワークの話になりました。 防災を専攻する青木さんは、フィールドワークで訪れた修善寺の過去の災害を調べた上で、今後の災害と向き合うための防災について学ぶワークショップを行いました。ご年配の方々に参加していただき、地元 ... 続きを読む
2022/07/20

伊東・富戸の水産業フィールドワークについての学生報告(7月18日)

〇7月18日は朝5時から伊東市富戸漁港で定置網漁の見学を行いました。実際に船に乗り、サバや沖サワラ、魚以外にもトビエイやイカ、亀など様々な種類の生き物を間近で見ることができました。伊東の海は底が急に深くなるため、岸に近くても定置網を行うことが可能で、船の揺れに慣れていない学生でも見学しやすい活動だと感じました。また、大人数で網を引く姿は非常に迫力がありました。また、人力だけでなく網にセンサーを取り付け魚の数や種類をある程度管理するなどICTも活用していました。定置網漁の見学が終わったあと、伊東漁港にて今朝上がったばかりの魚のセリの様子などの漁港見学を、伊東商業高校の生徒のみなさんと行いました。 ... 続きを読む
2022/07/20

伊豆市で育まれた技術と地元を愛する人々を巡るFW(7月9日)

今回は、東部サテライトに常駐する内山が中心となり、訪問先の調整等を行い見学型のフィールドワークを実施しました。私自身、着任してからまだ6か月という限られた時間のなかで、知りえた情報や出会えた人たちはそれほど多くありませんが、その中でも学生に是非知ってもらいたい場所や人々を紹介する機会となりました。それぞれの訪問先では、事業に対する考え方、現在抱える課題、そしてこれからの構想などにつき多くのことをお話しいただきました。参加した学生の皆さんも、地域に生きる人たちの想いや苦労話などを伺い、それぞれが感じるものがあったのではないかと思います。 まず、最初に訪れたのは、「オートクラフト.IZU」です。 ... 続きを読む
2022/07/07

伊豆半島ジオパーク(教育)と東伊豆町フィールドの取り組みが、新聞に掲載されました

伊豆半島ジオパーク(教育)フィールドの取り組みが、7月5日『伊豆新聞』、7月7日『静岡新聞・朝刊』に掲載されました。 伊豆半島ジオパーク(教育)フィールドワークグループは、今回出石の修善寺温泉街で、地域の高齢者を対象に『スマートフォンの講習会「防災サイトの使い方」』を開きました。学生は、ウェブサイト検索方法等を指導し、参加者は自宅周辺の危険度を確かめ、防災意識を新たにしたようです。 また、7月6日には、東伊豆町フィールドのグループメンバーと稲取高校の交流について、『中日新聞』に掲載されました。 大学生と高校生がそれぞれの学びの違いを話し合い、将来のキャリアを考える交流会をオンラインで ... 続きを読む
2022/07/07

スマートフォンを活用した「防災サイトの使い方」イベントを行いました。(7月3日)

修善寺の「居場所 ののはな」で、スマートフォンを活用した「防災サイトの使い方」と題したイベントを行いました。 このイベントは、6月27日から7月3日まで「ののはな」で開催された「修善寺災害の歴史展」の一部として行ったものです。修善寺温泉地域に暮らす高齢者の方々を対象に、スマートフォンの使い方を通して防災意識を高めてもらうことを目的として開催しました。 当日は、まず初めに修善寺で過去に起こった災害を振り返り、次に、そういった自然災害から身を守るために、避難の判断の助けになる防災サイト(①から③)を紹介しました。 ①重ねるハザードマップ(危険個所の認知) ②キキクル(豪雨時の自宅付近の ... 続きを読む
2022/06/20

修善寺周辺の防災まち歩きと7月3日の防災イベントの準備(6月19日)

 午前中は修善寺温泉にて次回7月3日のイベントに向けて防災まち歩きを行いました。  ジオリアから指月殿、おしゃぶりばあさん像、独鈷の湯、赤蛙公園、修善寺小学校と巡りながら、桂川の河川の氾濫や、斜面の土砂災害防の危険地区とされる場所を見学しました。  午後は、「ののはな」の池田さん協力のもと、7月3日に行われる修善寺災害パネル展の準備を行いました。3年生は池田さんとイベントの内容確認、2年生は展示する資料の選別、会場のレイアウト作成など、イベントのための活動を行いました。ストーリー性のある見やすいレイアウトの作成に努めました。修善寺の災害について改めて学ぶ機会となりました。 ... 続きを読む
2022/05/30

修善寺のアート 伊東の漁業(5月21-22日)

防災イベントを企画するための下見を兼ねた、修善寺のフィールドワークを行いました。主に中伊豆でジオガイドとして活動している安藤祐夫さんに助言や解説をいただき、「そもそも修善寺温泉とは何か」を考えながら修善寺の街を歩きました。 昔は自然湧出していた修善寺八湯などのジオスポットを通して昔を知り、どのように今の修善寺温泉に至っているのか理解するというジオガイドならではの視点を体感することができました。また、桂川の掘削工事がどう進んだか、歌川広重の絵と現代の桂川の様子を比べたり、修善寺総合会館が桂川の埋め立て地に建てられたものであるということを、地理を見ながら理解したりすることで、防災と修善寺のジオと ... 続きを読む
2022/05/20

修善寺の土と藁と森 工芸と森林保全の体験(4月23日)

2022年度の本フィールドワークは、アートをテーマにしたジオパーク体験から始めた。 伊豆半島には火山や植生を生かした文化や伝統工芸が受け継がれている。現在でもその特別な自然環境に惹かれて、数多くのアーティストが移住している。今回はその中でも修善寺における伝統工芸である麦わら細工と、陶芸の工房を訪問した。 〇麦わら細工は、大麦を編んで箱や飾りを作る工芸である。修善寺の晨(あした)さんは、当地に江戸中期に始まった技法を伝えており、いまや静岡県内で唯一の工房となっている。 〇陶芸には土が必要だが、伊豆半島は火山が多く、火山から出る火山灰を土として使うと独特の風合いがでる一方で、初心者に扱いにく ... 続きを読む
2022/03/15

三島のまちあるき教育イベントのテストツアーを実施しました。(3月13日)

 伊豆半島ジオパーク教育班は、2022年3月12日・13日に三島のまちあるき教育イベント「しょしんさんぽ」「みらいさんぽ」のテストツアーを実施しました。 本ツアーは静岡大学地域創造学環の3年生が講師となり、三島の小・中・高生を対象に地元の良さを見つけるまちあるきと、持続可能な社会づくりについて考えるワークショップを組み合わせた教育イベントです。しかし、まん延防止等重点措置の期間が延長されため小中高生の募集はせず、今回は大学1年生を対象としたテストツアーとして実施しました。  まちあるきは白滝公園からスタートして楽寿園、源平川、三島梅花藻の里、下田街道、三嶋大社、浅間神社など、三島の「大地と ... 続きを読む
2021/11/07

ガラス誕生の地、西伊豆町を巡見!

 11月6日からのフィールドワーク2日目は、西伊豆町宇久須村にある伊豆珪石鉱山を訪れました。東海工業株式会社伊豆事業所様のご協力のもと、入山教育を受けた上で鉱山の見学をさせて頂きました。  かつて日本の板ガラスの原料のうち9割もの産出を誇っていた鉱山ですが、現在は閉山しています。閉山した鉱山は森林法により緑化が義務付けられていますが、当鉱山では強い酸性の土壌や鹿の食害に悩まされており、一生付き合って行かなければならない課題であると伺いました。  また、ガラス誕生の地としての背景を持つことから、宇久須村は「ガラス文化の里づくり」を推進しています。1997年に設立された黄金崎クリスタルパークも ... 続きを読む
2021/11/06

修善寺にて噴火の実験補助 即席ガイドにも挑戦!(動画あり)

 11月6日、修善寺総合会館で行われた「教員のためのESD講座」に、実験補助としてジオパーク教育班が参加しました。実験はジオパーク推進協議会の遠藤大介先生の指導のもと行い、修善寺周辺で野外観察も行いました。実験の内容は、噴火や溶岩などに関するものを身近な食べ物等を使って体験しました。メントス噴火ではコーラにメントスを入れると溢れるという反応を、火山の噴火に見立てて行いました。安息角斜面という実験では、火山灰が積もって山になる様子を砂とポンプを使って観察しました。この実験にはジオパーク教育班も実際に体験させて頂きました。午後に行われた野外観察では、修善寺周辺を歩いてジオに関連する場所の説明を受け ... 続きを読む
2021/10/17

ジオパークを歩いて「健康と教養」を高めるツアー実施!

 10月17日、松崎町雲見にて、ジオパークをめぐるジオツアーに健康ウォークの手法(クアオルト)を掛け合わせた「ジオクアオルトツアー」のテストツアーを実施しました。町内外から12名の参加者が集まり、雲見の美しい自然と文化に触れながら、ウォーキングと温泉入浴で健康増進をはかりました。  このツアーは静岡大学地域創造学環の永井結登(3年)が「地域住民の健康増進と新しいツーリズムの開発」をねらいとして発案し、準備を重ねてきたものです。当日のツアーでは、脈拍数をはかることで参加者に健康(運動強度)を意識してもらいつつ、烏帽子山や思い出岬といった風光明媚な場所を巡りました。北嶋泰成(3年)は、目の前に広 ... 続きを読む