地域サステナビリティコース 地域環境・防災分野

分野紹介

 企業活動や人々の暮らしが環境に与える悪影響を減らすとともに豊かな地域環境を育み、また地域の防災力を生み出すことにより自然災害に強い地域社会づくりにも取り組む、地域の環境・防災リーダーを育成する。

教員からのメッセージ

地域の環境・防災リーダーを目指せ

水谷洋一 教授

 この地球には本来豊かな自然があり、そこに根差して人々が豊かな生活環境をつくってきました。しかし近年、急激な社会の変動によって壊された自然環境が、多くの災害の誘因にもなり、私たちの生活そのものを脅かすようになってしまいました。このような現実を踏まえ、地域の自然や環境の回復・保全にどう取り組むのか、また地域の防災力を具体的にどのように高めていけるのかは、地域社会の大きな課題になっています。少子高齢化が進む中で、これからますますニーズが高まる地域環境の保全や地域防災力の向上には、環境保全や防災の専門性を持つ若い力が不可欠です。本分野で一緒に地域の環境・防災リーダーを目指しましょう。

期待される進路

 1) 様々な業種の地域企業:製造業、物流業、銀行・金融機関、電力・ガス会社、
  情報通信業、旅行・観光業など
 2) 地域の公務員・公務職:国家公務員、静岡県職員、市職員など
 3) 理科教員:中学校、高校

学生の声

氏 名:H.N.さん
学 年:2年(インタビュー時)
所 属:地域環境・防災コース
出身地 福岡県筑紫野市出身

私の時間割

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Q1.高校時代の将来の夢は?(地域創造学環を志望したきっかけ)

 実家のある九州のハウステンボスに初めて行った時に、テーマパークが生み出した空間だけ別世界のようで「私もこんな空間をマネジメントしてみたい!」と思いました。そのため、経営学や観光学などが学べる地域創造学環を見つけて志願しました。

Q2.学環で何を学んでいる?

 入学当初は地域経営分野に所属するつもりでしたが、分野選択の際に、改めて分野を見直して「人の命を救う」ことを考える防災という分野に強く魅力を感じました。今は防災系の授業を中心として、多面的な視野で防災のあり方を考えたいと思い、他学部の授業を積極的に履修しています。

Q3. 学外での活動は?

 「静岡大学学生防災ネットワーク」に所属しており、静岡県内の小学生に防災教育を実施したり、被災地支援などをしています。また、学生と社会人の交流を目的とする学生団体「REAP(リープ)」に所属し、学生のキャリア形成に向けたきっかけづくりを行う活動をしています。

Q4.この時間割にした理由は?

 防災の「命を守る」という考え方は人間の基礎的な考えであると感じています。そして、防災と生涯学習は密接な関係にあると考え、生涯学習に関する授業も履修しています。また、子供達に防災を教えるには「教育」の知識が必要だと思い、教育学部の授業も履修しています。

Q5.現在の将来の夢は?

 将来に就きたい職業はまだ明確に決まっていません。しかし、現在は防災教育に強い関心があり、将来は防災教育を柱にした生涯学習を行いたいと考えています。そのため、卒業論文は防災と生涯学習をテーマとして進める予定です。