他学部との違い

Q地域創造学環で学ぶことと人文社会科学部で学ぶことの違いは?
A人文社会科学部では、社会学、言語学、文学、法学、経済学などの学問を体系的に学ぶ中で自分の問題関心を深めていくのに対して、地域創造学環では、フィールドワークを行いながら、地域が抱える問題や課題の中から自分が取り組む課題を発見し、それに対処するための専門知識や技能について学ぶことになります。また、地域創造学環で学ぶ内容には、学問分野でいえば、上記だけでなく、教育学、農学、理学、工学、情報学、芸術学、体育学に属するものもあります。学びの範囲を学問分野ごとにまとめるのか(人文社会科学部をはじめとする既存学部)、取り組む問題・課題に即してまとめるのか(地域創造学環)の違いといっても良いでしょう。
 また、既存の学部では、履修すべき授業は学問体系ごとにある程度固定的に決まっていることが多いのに対して、地域創造学環の場合、学生が取り組みたいと考える問題・課題に応じて、学生が学びのアドバイザー(教員)と相談しながら、かなり自由に授業選択できる「課題先行型のカリキュラム」であることも大きな特徴です。
Q地域創造学環と理工系学部とで迷っている。両者の専門的な違いは?
A理工系学部等の既存の学部では、理学や工学などの学問を体系的に学ぶ中で自分の問題関心を深めていくのに対して、地域創造学環では、地域が抱える問題や課題の中から自分が取り組む課題を発見し、それに対処するための専門知識や技能を学ぶことになります。また、地域創造学環で学ぶ内容には、学問分野でいえば、上記だけでなく、教育学、農学、社会学、言語学、文学、法学、経済学、情報学、芸術学、体育学に属するものもあります。学びの範囲を学問分野ごとにまとめるのか(理工系学部をはじめとする既存学部)、取り組む問題・課題に即してまとめるのか(地域創造学環)の違いといっても良いでしょう。
 もしあなたが、理学や工学などの一つの学問を専門的・体系的に学びたい、あるいは将来その分野の専門職として働きたいのであれば理工系学部を、地域が抱える問題や課題を中心に学問分野にとらわれず幅広く学びたい、あるいは将来地域の企業や官庁・団体等で総合職として働きたいのであれば地域創造学環を、受験することをお勧めします。
Q「学環」は「学部」とどう違うのか?
A「学部」の学生が、それぞれの学問分野、学問領域を学んでいくのに対して、「学環」の学生は、それぞれの問題関心を掘り下げながら地域の課題を発見し、それを解決するために必要となる多種多様な学問を越境的に学んでいくことを目指しています。地域創造学環は、全学学士課程横断型教育プログラムですが、それは、原則、その学部内の科目のみの履修を想定している「学部」に対して、さまざまな「学部」で開講される多種多彩な科目が幅広く乗り入れる形のプログラムが、「学環」では用意されている、ということを意味します。こうした「学部」をつなぐ「環」としてある「学環」というステージで、学生たちは、「学部」や学問領域を越えて、より実践的で、なおかつ自らの関心に即したオーダーメイドの課題先行型のプログラムを作ることが可能です。こうした主体的な学びによって成長をし、自ら考え、自ら行動できる学生が、地域に根ざし、広く社会へ羽ばたいていくことを「学環」では期待しています。