学環3年生の中橋さんは「静岡おくみゆプロジェクト」を進めています。
「おくみゆ」とは,江戸時代に徳川家綱が熱海から江戸城まで温泉を運ばせた「御汲湯」からヒントを得て考えた企画で,温泉を運ぶことで新しい価値を生み出すことを目指すプロジェクトです。
フィールドワークで訪問する中伊豆には,温泉運搬業を営む誠商事さんがいらっしゃいます。今回,ご厚意によって温泉の運搬にご協力を得ることができました。また,温泉のお湯は焼津市の焼津温泉を供給していただきました。そのお湯を大学まで運んでいただき,大学生スポーツ選手を対象に足湯の効果を考える取り組みをしました(11月26日,12月3日)。
参加協力してくださったのは静岡大学の部活動(サッカー部,ハンドボール部,バスケットボール部,バレー部)の方々です。部活動を始める前に足湯に浸かってもらい,足湯がスポーツやコミュニケーションに与える効果についてアンケート調査をしました。
本日はその「おくみゆプロジェクト」のアンケート結果について、焼津市の観光交流課に報告にいきました。
また、焼津港のそばにある「焼津温泉」を汲み出している焼津港一号井を視察しました。
現在の温泉井は2021年から稼働しており、市の温泉施設に配湯されています。また、天然ガスも採れるため、施設内には貯湯槽とともにガス貯蔵施設が併設されています。
視察の結果,様々な活用の可能性があることがわかりました。
午後は,FM IZUの「集まれ!静大三余塾」に出演し、プロジェクトの報告を行いました。