11月11日(土)の午前に修善寺駅で「あいあいマルシェ」が開催されました。これは、伊豆市自立支援協議会が主催するもので、伊豆市の福祉事業所で作られた商品の販売、授産製品のワークショップが行われました。今回は、以前からお付き合いのある福祉複合施設のふらっと月ヶ瀬さんから、是非参加してみないかと声がかかり、大学生もブースを構え、来場したお客さんにジオスポットのガイドを行うという活動を行いました。学生にとっては、以前ジオパークをめぐるサイクリングツアーでジオガイドの経験があるため、解説はお手の物です。ブースには、何枚か写真が並べられ、来たお客さんが写真を選び、そのスポットについて説明する、という流れで行われました。地元の人が多く、学生よりも知識のある人もいたため、逆にいろいろと教えられる、という場面も見られました。地域の人たちとの交流を楽しむ学生の姿が印象的でした。マルシェの後は、熱海へ移動し、熱海の商店街のお店を対象に聞き取り調査を行いました。
11月12日(日)は、美しい伊豆創造センター・ジオパーク推進部主催の「持続可能な地域づくりのための発表・交流会」が沼津商工会議所で行われました。大学や高校、個人事業主などが展開する地域での取組みについてポスター発表を行い、そのあとのワークショップで4つのテーブルに分かれ、4名のメンターがファシリテーターとなり交流を行うというものでした。ポスター発表では、学生が交代しながら自転車を切り口にした2種類の取組みについて説明を行いました。まず、伊豆は東京2020オリンピック・パラリンピックで自転車競技の会場として使用され、そのオリンピックレガシーを活かし、企業や施設と連携し「人と人」、「人と自然」のサイクルを目指し活動してきたことを動機として説明しました。そして、スルガ銀行さんとコラボして実施したe-bikeイベントについて、もう一つのおもしろ自転車を活用した福祉施設でのイベントについて、それぞれどんなことを意識、工夫して実施したか、活動をしてどうだったかなどについて情報を共有しました。自転車の魅力を改めて認識し、これからも自転車を活用した様々な取り組みを企画したいという思いも語られました。
ポスター発表のあとに行われたワークショップでは、例えば、「持続可能な運営にとり何が重要か」「ジオパークをどのようにストーリー化できるか」といったテーマが設定され、学生達は興味のあるテーマのテーブルにつき、積極的に自分の考えを発表している姿が印象的でした。参加者のなかには、静大東伊豆フィールドワークの学生たちもおり、同じ伊豆半島を拠点にしていながらもなかなか互いの活動について深く知る機会はなく、今回の交流会はそのような意味でもとても有意義な情報共有の場であったと思います。