映画「涙」の鑑賞とフィールドワーク発表会

今回のフィールドワークで行ったのは、木下惠介監督の愛弟子である川頭義郎監督の作品「涙」の鑑賞とフィールドワーク全体についての発表だった。 映画「涙」は木下監督の影響を色濃く受けた作品ということで、2人の男女の恋愛が題材となっていた。その2人を取り巻く人間模様や台詞ではなく表情で登場人物の感情を表現する演出は、現代の映画しか知らない私たちでもとても楽しみ、感動する作品だった。 フィールドワーク発表の後、ある来訪者の方に言われた言葉がある。 「前提知識がなければ、どんな活動をしようと意味はない」 この言葉は、「木下惠介監督作品を幾つ見たのか?」と問われ「まだ見れていない」と答えた、「前提知識が足りていない」私たちに向けられた言葉だ。冷静になって考えれば至極当然と言える意見だ。ある物事を知らない人間が、その物事について批評するなどおかしな話かもしれない。 今回……
2016/12/03

キャッチコピーの決定

浜松文芸館での最後のフィールドワークでは、広告の表面と裏面に使用するキャッチコピーをそれぞれ決定した。まず、一人二つずつ案を出した。それは以下のものである。   ・冬でも満開、だって文芸開花だもの。   ・明朝体じゃない   ・あなたのそばに文芸開花   ・365日、あなたのために待ってます   ・想像して観て。創造してみて。   ・息子が、俳人になって帰ってきた。 この中で表面に使用するのは、「息子が、俳人になって帰ってきた。」に決定した。また、裏面の展示紹介には「明朝体じゃない」を、会館時間等案内には「365日、あなたのために待ってます」を使用することが決まった。広告自体は完成していないが、全体の構想はほとんど決定したので、来年度に継続していくことを前提として平成28年度の浜松文芸館のフィールドワークは終了した。 ……

浜通りのまちあるき(後半)

こんにちは!焼津では、11月27日(日)に第2回目のフィールドワークに行ってきました。今回も前回に引き続き、浜通りの街歩きです。 小路や波除地蔵、波除堤防モニュメントなどから津波に対する取り組みの歴史についてお話を聞きました。特に波除地蔵は前回のフィールドワークでも見ていて、焼津にはたくさんあるそうです。 天気はあいにく曇りでしたが、晴れていたら波除堤防モニュメントからきれいな景色を見ることができそうでした! 昔から津波と向き合って生活していたことがよく分かりました。 次回は街歩きで分かったことを生かして自分たちなりに活性化について考え、地域の人たちと意見を交換していくつもりです。 ……
2016/11/26

キャッチコピーを考える

4回目のフィールドワークでは、浜松文芸館の広告に使用するキャッチコピーの案を出すことが主な活動内容であった。挙がったものとしては以下のようなキャッチコピーがある。 ・ぶんげいかん、どう? ぶんげい、かんどう。 ・文字に「触れた」こと、ありますか? ・文字の力を感じてください ・文字をなめていた ・浜松の脳みそ、ここにあり ・想像して観て。創造してみて。 いくつか案を出したところで、浜松文芸館におけるキーワードを考え、それをキャッチコピーに使用することが重要だと分かった。キーワードとして挙げられたものは以下のものである。 名詞・・・創造、脳みそ、知、文学、言葉、空間 動詞・・・遊ぶ、観る、集う、触れる、楽しむ、描く、創る 次回のフィールドワークでは、これらのキーワードをもとにキャッチコピーの決定と広告の大まかな完成図を作る。 ……

「惠介の書斎」の展示変更と百寿記念オータムコンサート

 私たちは26日と27日の2日間で木下惠介記念館1階の第一展示室の展示替えと惠介さんの弟・忠司さんの百寿記念のオータムコンサートのお手伝いをさせていただきました。  第一展示室は惠介さんが生前使用していたものが展示されている『惠介の書斎』がテーマの展示室で館長から好きに展示替えをしても良いというお言葉がいただけたので、私たちが思うように展示替えをしてみました。  左が展示替え前、右が展示替え後です。展示品は大きく変わっていないものの、雰囲気を変えることは出来たのではないかと思います。  オータムコンサートのお手伝いでは、受付や案内のお手伝いをした後館長のご厚意で私たち学生もコンサートに参加してきました。忠司さんが手がけた様々な映画音楽などを聴くことが出来てとても良い経験になりました。 ……