今回は、11月6日に開催することになった佐久間の子どもを対象としたワークショップについての案内および広報協力のお願いをすることを主な活動目的としました。このワークショップでは、佐久間で取り組まれている「アワビ養殖」の歴史を子どもたちに伝える学生自主製作の物語を披露、これを題材にしたアワビの貝殻を使った特製<シャカシャカかぁど>を子どもたちに作ってもらう計画になっています。
活動記録
9月27日(火)
①アワビの養殖場で、ワークショップで使用するアワビの貝殻を受取りました。
②佐久間協働センターでワークショップについて説明をして、フライヤーを置いてもらうことになりました。
③佐久間小学校で教頭先生などにお会いして、小学生の子どもたちにワークショップへの参加を呼びかけてもらうようお願いをしました。
④ワークショップ会場となる佐久間歴史と民話の郷会館で、会場の下見をしました。フライヤー設置もお願いしてきました。
⑤宿泊先の談話スペースで<シャカシャカかぁど>の試作品の製作、当日の段取りの確認などの打ち合わせをしました。
9月28日(水)
①JR飯田線・佐久間駅に併設されている浜松市立佐久間図書館にフライヤーによるPR協力のお願いをするとともに、館内にある佐久間町に関する資料を閲覧しました。
②地域のことをもっと知るために、佐久間町の観光スポットである川合院(せんごういん)を見学しました。
現地のみなさんにワークショップの案内をしていくなかで、あらためて地元の方でもアワビ養殖のことを知っている人が少ないということがわかり、ワークショップを通じて、まず子どもたちにアワビ養殖のことを知ってもらおうという学生たちの取組みの意義や可能性、責任の重さなどを感ずることができました。
また、今回は現地で1泊したため、現地の食を知り、満喫する機会にも恵まれました。とくに初日の昼食でお世話になった山城屋では、経営者の高齢化で街に食堂がなくなってしまうのは困るということで、75歳にして一念発起して食堂経営にチャレンジした経営者の女性が、佐久間のまちづくりの支援活動をしている浜松市内の大学生もバイトとして呼んでくれて、特製ランチ定食でもてなしてくれました。そして、この経営者さんから、街のために食堂経営をやろうと思い立つまでの経緯や定食に使っている地元の食材のこと、耕作放棄地を使ったブドウなどの栽培に取り組んでいることなど、興味深いお話を聴くことができ、地元のみなさんの街の活性化に対する熱い思いにふれることができました。