松崎町「観光と防災の両立」フィールドワークを7名全員の学生メンバーで実施しました。
　松崎町役場協力のもと、事前に地域住民の方々に記載していただいた松崎地域の「防災クチコミ情報」を現地で確認しながら街歩きを行いました。高いブロック塀、狭い生活道路、川と繋がった排水路、津波避難タワーなどの現状をまち歩きをしながら確認をしていきました。西風の強い中でのまち歩きになりましたが、地震発生時や津波からの避難行動をする際のまちの中の危険性について把握することができました。
　観光協会の２階を利用させていただき、西区、中区、北区の区長の皆さん、松崎町役場の松本さんとクチコミ防災マップの作成と3月に予定されている防災訓練でのフィールドワークの実施方法について打ち合わせを行いました。クチコミ防災マップの作成では、地図上に防災関連情報を表示するだけでなく、住民への伝え方の工夫をしていくなどの検討事項を確認することができました。続けて、次回に向けての準備や資料作成などの学生メンバー内の調整をおこない、防災訓練に向けた取り組みを進めることになりました。
　今回のフィールドワークでは、新型コロナウィルス感染症への対応を考慮しつつ、観光地である松崎町の防災という難しい地域課題について、実際の地域で行われる防災訓練への企画提案や実施に向けた取り組みを地域と連携し具体的に進めることができました。

壁に挟まれた狭い生活道路の確認の様子

津波避難タワーからの地区確認の様子

津波避難タワー周辺の住宅の確認の様子

漁港周辺の状況確認の様子