活動紹介

2018/03/31

2017年度後期の活動について(松崎町商店街フィールドワーク)

人とつながる、向き合う

 松崎町商店街フィールドワークは、新たに1年生3人を迎え、2年生5人の合計8人で活動してきました。活動も2年目に入り、もっと多くの方に活動を知ってもらえるよう、私たちが松崎で行っている活動を紹介した「松崎通信」を作成して回覧板で配布しています。
また地域清掃活動や3世代交流スポーツ大会など、さまざまな活動にも参加しました。

 ここで、2017年後期に行った主な活動を2つ紹介したいと思います。

 1つ目は、秋祭りの準備への参加です。
今まで調査やインタビューが多かった中で、このように地元住民の方と深く関わる機会をもらえたことは、私たちにはとても大きな経験でした。
松崎町で商店街の活性のために活動していたのに、私たちの活動を知っていただけているのは、ほぼ商店や行政の方だけでした。そのような中、松崎町の一大イベントである秋祭りに参加することで、様々な方たちと交流することができ、「授業だから」ではなく「人と人」としてメンバー全員、松崎町民の方と向き合えたのではないかと思います。

 2つ目は、松崎高校でのワークショップです。
 それまで私たちより年上の方たちと一緒に活動をすることが多く、高校生に話を聞いて何を思っているかを探りたいという意見が多くあったので、2018年2月に高校でワークショップを行いました。松崎高校生徒会など有志20名ほどに集まってもらい、
①「松崎町のなまこ壁を外国人に知ってもらうには」
②「松崎町の魅力を静岡市にどうやって発信するか」
といったテーマについて、3~4人のグループに分かれて、私たち静岡大学生と一緒に考えました。
 1つ目のテーマでは、松崎町に来た外国人になまこ壁ケーキを紹介するや、漆喰体験ができたらいいという意見が出されました。
また2つ目のテーマでは、静岡の地元テレビ局で放送される「市町対抗駅伝」に出店する店で松崎の特産品やマウンテンバイクコースを紹介するといった意見が出され、有意義で楽しいワークショップを行うことができました。
 最後には大学生活の紹介や進路相談も行うことができ、松崎高校生が将来について深く考えるきっかけをつくれたと思います。(図1)

図1 松崎高校生とワークショップの様子

 余談ですが…
 松崎町商店街フィールドワークは、いつも2日目の午後にみんなの意見を共有して、1枚の紙にまとめます。こうすることで、次の活動の方向性が決まってきたり、やりたいことが見えてきたりします。また、地元の方に聞いてもらうことで、アドバイスももらえます。
 フィールドワークは1人の活動ではなく、学生たちと地域の方、みんなの活動です。だからこそ、「共有しあう」「目的を今一度確認する」ことを忘れてはいけないと思います。(図2)

図2 大学生の共有の様子

 読んでいただき、ありがとうございました!