活動紹介

「帆や」に滞在しながら夜の浜通り・焼津駅周辺を散策する

 今回のフィールドワークでは、今年度なかなか実施できなかった浜通りのゲストハウス「帆や」での滞在と、夕方から夜にかけての時間帯の浜通り・焼津駅周辺の散策を行いました。今年度のフィールドワークの主要テーマの1つが「帆や」の利活用とそれに基づいた浜通り地区の活性化を検討することにありました。昨夏に一度「帆や」の見学をさせていただく機会を得て以降、実際に宿泊するなどの利用の機会を模索していましたが、コロナ禍にあったことやメンバーのスケジュールが合わないなど状況があり、利用ができずにおりました。後期試験を終えた今の時期に全員がそろうことができ、短時間の滞在になりましたが利用の機会を得、いつもフィールドワークを行う時間帯ではない夕方以降の時間の浜通りや駅周辺の様子を把握するまち歩きを行うとともに、次年度のフィールドワークの取り組みについて議論をしました。
 「帆や」に集合後、はじめにしずおか焼津信用金庫の皆様から浜通りの歴史や焼津の漁業、また信用金庫の皆様がこれまで取り組まれてきた焼津における活性化の取り組みのお話を伺いました。信用金庫の皆様の原点の1つが浜通りにある「服部家」の服部亀吉が創設した「焼津生産組合」にあり、その後の焼津漁業鵜の発展を支えてこられたこと、屋号や鰹節に注目された取り組みを行われてこられたことなどのお話を伺いました。これまでのフィールドワークでは焼津漁業のこれまでと近年の活動についてまとまったお話を伺う機会がなかったこともあり、勉強をさせていただきました。
しずおか焼津信用金庫の皆様のお話を伺った後、「帆や」を核に周辺の食堂やスーパーなどの所在を把握するとともに、夜の浜通りの様子を把握するまち歩きを行いました。我々がよく知る昼間の様子とは異なり、街灯が少ないため暗く、また車の往来も比較的あることなどを把握しました。その後、今年度の活動を振り返りながら次年度の活動を議論し、本日伺ったしずおか焼津信用金庫の皆様のお話もヒントに、活動の展開の可能性も検討しました。
 お忙しい中で「帆や」の利用をご快諾いただいた良知樹園の皆様、そして貴重なお話をいただいたしずおか焼津信用金庫の皆様に感謝申し上げます。
しずおか焼津信用金庫の方より浜通り・焼津漁業の経緯や信用金庫の皆様による焼津でのご活動についてお話を伺う。
しずおか焼津信用金庫の方より浜通り・焼津漁業の経緯や信用金庫の皆様による焼津でのご活動についてお話を伺う。

暗くなってからの浜通りの様子。暗いこと、車の往来が比較的あることが話題になった。
暗くなってからの浜通りの様子。暗いこと、車の往来が比較的あることが話題になった。