10月17日、松崎町雲見にて、ジオパークをめぐるジオツアーに健康ウォークの手法（クアオルト）を掛け合わせた「ジオクアオルトツアー」のテストツアーを実施しました。町内外から12名の参加者が集まり、雲見の美しい自然と文化に触れながら、ウォーキングと温泉入浴で健康増進をはかりました。
　このツアーは静岡大学地域創造学環の永井結登（3年）が「地域住民の健康増進と新しいツーリズムの開発」をねらいとして発案し、準備を重ねてきたものです。当日のツアーでは、脈拍数をはかることで参加者に健康（運動強度）を意識してもらいつつ、烏帽子山や思い出岬といった風光明媚な場所を巡りました。北嶋泰成（3年）は、目の前に広がる美しい自然景観が実は火山によって形作られたことを参加者に解説しました。ウォー　キングの後は、中橋幸作（2年）が温泉の効能について説明し、参加者は雲見の温泉を楽しみました。
　アンケートでは「地域の資源を生かして楽しく歩けた」「他の地域でもやってほしい」などの反応をいただきました。今後もフィールドワークとして継続的に取り組んでいきます。

　なお、このツアーは未来社会デザイン機構が進める「2030松崎プロジェクト」の「エコ・ツーリズムとサステナブル・ツーリズムチーム」とも連携しています。同日の中間報告でも取り組みを発表しました。これからも松崎町や伊豆半島の「健康と教養」に貢献したいと考えています。
　（本ツアーは地域連携応援プロジェクトの一環として実施しました）