地域創造学環とは/育成する学生像

Q地域創造学環に入学して教育を受ければ、地域が直面する問題・課題を解決することができるようになるのか?
A地域創造学環で学ぶ4年間だけで、地域が直面する問題・課題を解決することができるような人材を育成できるとは考えていません。これについては、「平成29年度 入学者選抜に関する要項」において、地域創造学環の【育てる人間像】として、「地域社会が抱えている様々な問題に対処し、地域社会をより活力にあふれた魅力的なものにするための課題に取り組むことができる人を育てることが、最終的な目標です。大学4年間の学びを通して、そのような人に成長していける基礎的・基盤的な力を養います。」と記されているとおりです。
 地域創造学環の学生は、在学中に基礎的・基盤的な力を養い、卒業後の進路でそれを活かして様々な仕事や活動等に取り組んでいくことを通して、「地域が直面する問題・課題を解決することができるような人材」に成長していくことを想定しています。
Q地域創造学環では、地域のことばかり学ぶのか?国際性や海外の動向等を学ぶことも重視したいのだが?
A日本のことを考えるためにも、他の地域や他の国でどのような問題・課題があり、それにどのように対処していくのかについて学ぶことはとても大切です。その意味では、地域創造学環でも海外の動向を大いに学びます。また、地域共生コースでは、地域の中での多文化共生、移民、グローバル化などの問題も学ぶことができます。今日、地域の国際化やグローバル化も、地域創造における重要な課題のひとつです。
 ただし、多言語力がありグローバルに活躍する人材を育てることが地域創造学環の主目的ではありませんので、それを希望する場合には、他学部を志望していただいた方が良いかと思います。
Q地域創造学環の「地域」というのは、静岡県のことなのか?就職先は静岡県内に限定されるのか?
A地域創造学環の「地域」というのは、私たちが住み暮らし活動をしている空間的な広がりをさしています。ですので、私たちがどこに住んでいるのか、暮らしが何によって支えられているのか、活動範囲がどこまでなのか等をどのように考えるかによって、地域の定義や範囲も変わります。したがって、地域創造学環の「地域」というのは、静岡県のことでも、静岡県に限定されるものでもありません。地域創造学環の学生が自らの学びのテーマを見つける地域は、出身の都道府県や市町村でも、日本国でも、国内に限らず海外でも構いません。地域創造学環と本学の授業や教員は、そのような広がりのある地域やテーマに対応しています。
 地域創造学環卒業生の就職先が静岡県内に限定されることもありません。確かに、静岡大学の多くの卒業生は、静岡県内の企業や官庁、各種団体等で活躍していますが、それは彼ら・彼女らが静岡県という地域に必要とされる人材であるからであり、就職先が静岡県内に限定されているからではありません。
Q地域創造学環卒業生の就職先・進路は?
A地域創造学環は平成32(2020)年3月に最初の卒業生を送り出すことになりますので、他学部のように卒業後の就職先・進路の実績はまだありません。ですので、現在想定されている就職先・進路をお答えします。
 想定就職先・進路の第1は、様々な業種の地域企業です。これまでの本学の実績と地域創造学環の特性からすれば、製造業、金融業、情報通信業、観光業、福祉関係、文化関係、デザイン・美術関係、スポーツ関係などが中心となるでしょう。
 第2は、地域の公務員・公務職です。地域産業振興、地域福祉、防災・環境対策、文化芸術政策、スポーツ政策などの地域の問題・課題に強い人材としての活躍が期待されます。
 第3は、学校教員(中学校・高校)です。地域創造学環では、教職教科の知識・技能だけでなく、学校・地域の防災対策や環境科学、スポーツプロモーションやアートマネジメントに関する知識・技能をもった「付加価値のある教員」の養成をめざしています。
 最後は、高度専門スポーツ指導者、デザイナーやクリエータなどの個人事業主やコミュニティー・ビジネスなどの起業家です。地域創造学環には起業あるいは事業経営希望者向けの講義も用意されています。
 地域創造学環卒業生の就職先・進路は静岡県内とは限りません。どの地域の企業、自治体、学校、コミュニティーでも、地域創造学環で学んだ知識や技能は大いに役に立ちます。
 以上は、現在想定されている就職先・進路であり、地域創造学環では、これらに対応した授業の履修プランが用意されています。上記以外の就職先・進路を希望する学生は、学びのアドバイザー(教員)と相談しながら、自分なりの履修プランをつくることができます。