地域創造学環内山智尋ゼミ・冨樫さんが、伊豆総合高校で講義を行いました。(1月24日)

2024年1月24日に伊豆総合高校において、3年生約20名が選択する「こころとからだの理解」の授業が行われました。この授業は、伊豆中央ケアセンターと連携したもので、福祉コミュニティや地域の福祉サービスについて体系的に学ぼうというものです。その授業でゼミ生の冨樫さんが講義をする機会をいただきました。
冨樫さんからは、大学での授業の様子、現在地域で行っている活動を通じて学んでいること、最後に高校生の皆さんに伝えたいことについて講義を行いました。沼津市の子どもの居場所活動に参加している冨樫さんは、特にひとり親家庭の子どもの孤食の問題をとりあげ、「一緒に作って一緒に食べる」という経験が子どもにとって大事ではないか、という考えを投げかけました。子どもが地域とのふれあいのなかで様々なことを学ぶ、「共育」を改めて見直すことで、地域のつながりづくり、子どもたちの地域への愛着の醸成などが実現できるのではないかと説明しました。また、冨樫さん自身が様々な地域活動を通じて、視野の広がりや達成感、楽しさを感じている経験について共有しました。そして最後に、「今、自分が過ごした環境や経験を記憶として人生の大切な宝物にしよう」、「多くの人と関わることで自分を客観視し、他者への理解が深まる」ことを伝えました。 
高校生からは、「私も地域活動やボランティアなどに積極的に参加し、人との係わりを大切にしたい」、「一緒に作って一緒に食べる、という言葉が印象的だった」、「交流を大切にしている姿が素敵だと思った」、「活動を通じてどんなことを考えるようになったかと聞けて参考になった」などの感想が聞かれました。

冨樫さんの発表の様子冨樫さんの発表の様子