活動紹介

「帆や」の見学と運営の状況についてお話を聞く

 午前中にサイクリングコースを体験した後、午後に今春浜通りにオープンした「帆や」に伺い、運営事業者の良知樹園様のご案内をいただいて施設の見学を行うとともに、オープン後の運営状況についてお話を伺いました。「帆や」は今日までの焼津が発展に至る基礎を築いた「焼津水産翁」の1人である服部安次郎氏の生家であるとともに、焼津信用金庫の基礎となった焼津生産組合を設立した服部亀吉もゆかりのある「服部家」の建物をリノベーションしてオープンしたゲストハウスであり、浜通りの再生・発展の拠点と1つとなることが期待されています。焼津・浜通りのフィールドワークでは初期に「浜通り再生計画」ならびに「服部家活用計画」の作成に関わる機会をいただくとともに、浜通り活性化フォーラムの会議に参加させていただいた際に度々「服部家」のことを耳にすることがあり、我々のフィールドワークにおける活動の原点の1つであったのですが、建物が老朽化していたことや、その後改修工事に入ったこともあり、実際の建物を目にする機会がなかなかなかったのですが、今回初めて施設を見学させていただき、改修の状況を含めたお話を伺いました。
 リノベーションしてオープンした「帆や」は、かつての服部家の住居の面影をほぼそのままの形で残すとともに、キッチンから中庭にかけて開放的な空間が広がっており、20歳前後の若者である学生にとっても十二分に魅力的でした。BGMとしてジャズが流れる中でオープン後の運営状況についてお話を伺いましたが、食と健康のコンセプトに基づいて活動に取り組まれてきた経緯や浜通りの皆さんや市行政の皆さんと連携しながら運営に取り組まれているお話を伺い、勉強をさせていただきました。お話を伺うだけではなく、今後の運営に関わって意見やアイデアを求められ、学生も現時点で考えられるアイデアを出して意見交換をしました。今回設けていただいた見学ならびに意見交換の機会を機に、浜通りの今後ならびに浜通りでの活動を手掛かりにした焼津の今後について、フィールドワークで本格的に検討していきたいと考えています。
 今回建物の見学をさせていただくとともに、運営状況のお話を伺い、意見交換の機会も設けていただけた良知樹園様には御礼申し上げます。

「帆や」にて「帆や」にて