活動紹介

伊豆市月ヶ瀬地区のまちあるき、富士市で環境防災に関する現地踏査を行いました!(6月10日-11日)

■6月10日

この日の午前中はふらっと月ヶ瀬でおもしろ自転車によるイベントを企画していましたが、連日の大雨の影響でグラウンドの状況が悪く、活動を延期することになりました。
午後のまち歩きは予定通り実施し、天城のお菓子「いのしし最中」で有名な小戸橋製菓の会長さんに月ヶ瀬地区を実際に歩きながらいろいろなお話を伺う機会をいただきました。まずは、ふらっと月ヶ瀬において、地域が抱える課題、関係人口を増やしたいという想い、最終的には天城を好きになり移住する人を増やしたいという願い、そのためにいろいろと取り組まれている事業等についてご紹介いただきました。

実際に地域を歩いてみると、耕作放棄地となった場所を梅栽培に活用する農地や、現在も稼働する(特に非常時にはありがたい)小水力発電等、普段歩いているだけでは見落としてしまいそうな発見が多くありました。それから、月ヶ瀬学区地域づくり協議会が中心となり実施している田んぼアートの会場に向かいました。色の違う7種類の稲を使用し、田んぼに絵を浮かび上がらせるわけですが、今年のテーマは十五夜、ウサギやお月様、月見団子などが描かれていました。このように地域にある資源を最大限に活用し、何とか地域を盛り上げようとする姿に学生たちも感銘を受けたようでした。
会長さんは、天城生まれの天城育ち、地元愛溢れる会長さんに、「一度若い時に地元を離れてもまた地元に戻ってくる要因は何でしょうかね?」と何気なく聞いてみると、「先輩たちや友人たちとの関係でしょうね、、、」とのこと。小さい時から地域で共に悪さをし、地域の人に叱られ、育てられた、そんな記憶が再び地域との絆をつよめるのでしょう、、と、笑いながら答える姿が印象的でした。やはり、その地域の人と一緒にそのまちを歩くことで、その地域の本当の姿が少しずつ見えてくるように感じます。

 

■6月11日
環境防災コースの2年生・福本さんが環境防災の専攻として今後、フィールドワークで扱うだろう田子の浦周辺について下見の意味でのフィールドワークを行いました。
田子の浦、見附宿跡、かぐや姫ミュージアム、歴史民俗資料館、富士市中央図書館を訪問し、当地の地形的条件について現地踏査によって砂丘や堤間湿地であることを確認するとともに、避難タワーが砂丘上に建てられていることを確認しました。また、ミュージアム等で埋蔵文化財報告書等の資料収集をするとともに、中央図書館では古文書の解読ができる当地の郷土史家の照会にあたりました。