活動紹介

午前は西伊豆で防災まちあるき,午後は伊豆市で時之栖さんを見学させていただきました(11月12日)

11月12日は午前は西伊豆で防災,午後は伊豆市で時之栖を訪問をしました。
午前は、防災・保全班による防災イベント、「沢田地区防災まちあるき」に教育班の9名が参加協力しました。このイベントは保全防災班の片川さんが中心となって企画したもので、西伊豆町の沢田地区をエリアとしてまち歩きをしつつ、防災上で気になる地点や重要な地点をスマホで記録していきます。と同時に、沢田地区の歴史や土地の成り立ちについて、佐波神社の棟札の歴史的な記録をてがかりにしつつ、静岡大学の小山真人教授、伊豆半島ジオパークガイドの仲田慶枝さん、土屋春樹さんの解説を聞きながら、まちなかで地形の観察と読み解きを行いました。
福本さん、杉山さん、綿引さんは参加した小学生とともにまちあるきをして、一緒に危険な箇所(崩れそうなブロック塀など)の写真を撮ると共に地域の成り立ちについて学びました。

スマートフォンでいまいる場所を確認スマートフォンでいまいる場所を確認」
小山教授によるまちの地形の説明小山教授によるまちの地形の説明
港にある陸閘をチェック港にある陸閘をチェック
港全体から避難する方向を考える港全体から避難する方向を考える

午後は、(株)時の栖が経営する伊豆市の「伊豆温泉村」を訪問しました。今回の活動は、東部サテライトで実施する「伊豆未来デザインラボ」の情報交換会を通じて知り合った時の栖の関係者から、今後の施設のあり方や地域とのかかわり方について学生の意見を参考にしたい、という相談を受けたことがきっかけで実施されました。(株)時の栖は、御殿場の本拠地を中心に、静岡県内全域で幅広い事業を展開している企業です。企業の詳細については以下参照。
時の栖 https://www.tokinosumika.com/

当日は、まずは施設案内をしていただき、敷地内にあるホテルや温泉施設、フィットネスジム、手作りパン工房、そしてサウナ建設予定地などを見て回りました。そのあとは、金山亭と呼ばれる古民家風の宿泊施設の一角を利用して、ワークショップ形式で交流する時間をもちました。まず、(株)時の栖より、企業の概要や理念、今後の構想等について説明がありました。なかでも、これまで「ビール」、「イルミネーション」、「スポーツ」を主要なコンセプトとして様々な事業を展開してきたが、これからは、「人」、「未来」、「地域」をつなぐ場として、ボトムアップで仕掛け、賑わいの創出を目指し、人を育てることにも注力していきたいというお話は印象的でした。
その後、学生たちが3つのグループに分かれ、課題を意識した上で、例えば、地域の人たちを巻き込むための新たなイベントの提案や防災サウナ、クアオルト、ジオパークガイドと協働でサスティナブルツーリズムを実施するなど、ジオパーク班ならではの提案も見られました。若者から高齢者まで幅広い世代に愛されるためにはどのような仕掛けが必要か、それぞれ真剣にアイデアを出し合いまいた。
時の栖の関係者は、学生からのアイデアを会社で共有し、実現できそうな事業に関しては、これからも引き続き学生たちと連携して進めていきたいとおっしゃっていました。是非、一つでも実現させてみたいと思っています。