正木祐史

教授 まさき ゆうし
グローバル共創科学領域

 少年法、刑事法、刑事政策を専攻しています。犯罪や少年非行という現象を前提としたものですが、少年手続や刑事手続における権利保障やそれに資する制度設計等についての理論研究に携わっており、自身が臨床の現場に立つことはありません。でも、理論(研究)が、地に足のつかない、ただ中空を漂うものとしないためには、いま現場で何がアクチュアルな問題となっているかを常に意識する必要があります。そのためには、手続や処遇の現場を回している、運営している人や組織に対する調査が大きな助けとなります。その結果を基礎として、そこには理論的にどのような問題があるのか、それはどのように解決されるべきなのか、といった形で、犯罪や非行への対応と対策を考えていきたいと思います。