焼津市 浜通り
地域住民と高校生との交流に基づいた地域づくり活動

フィールドワーク協力事業者
焼津市行政経営部政策企画課
NPO法人浜の会
静岡県立焼津水産高等学校
やいづ観光案内人の会
フィールド担当教員【専門領域】
太田 隆之 (地方財政・地域政策)
国京 則幸 (社会保障法)
漁業の町焼津市の基礎を築いたと言われる焼津市浜通り地区は、かつて魚商人が集まり、焼津の海産物を全国に供給していた。過去には作家の小泉八雲が滞在したこともあり、焼津の文化発祥の地でもある。現在は、町並み保全とにぎわい創出を目的として、行政と住民が連携して「浜通り活性化フォーラム」を形成し、地域の活性化に取り組んでいる。
フィールドワークではこれまでに「浜通り活性化フォーラム」に参加して浜通り地区の再生について議論を重ねたほか、「夏のあかり展」に参加、協力して地域の皆さん交流を図るとともに来場者アンケートを実施するなどの活動に取り組んできた。更に、やいづ観光案内人の会の皆さんからも助力を得ながら、焼津水産高校の皆さんとワークショップなどを行い、浜通りや焼津についての議論を行ってきている。
2021年度は、新たにメンバーに加わった1年生とともに浜通りを歩いて浜通りの現状を確認するとともに、浜通り内のゲストハウスの活用を目的に、県内他市におけるワーケーションの取り組みの視察・見学を行い、ワーケーションの視点からゲストハウスの活用に関する提案と、浜通りのまちづくりに向けた課題と提案の提示を試みた。焼津水産高校の皆さんとの「インスタ映え」スポット探しも行った。
活動紹介
2016/10/30
浜通りのまちあるき(前半)
10月30日に第一回のフィールドワークを行った。浜通りは焼津港から堀川沿いにある約1,5キロメートルの通りだ。その通りには歴史ある店や町並みが今も残っている。そして、焼津港の近くにあるので水産加工品の商店や造船に関する職人の店も多くあった。水産加工品ではなまり節の試食をさせていただいた。なまり節は魚のうまみが凝縮され、かむごとにおいしさがしみ出してくるようだった。そして醤油をかけるとまた違ったなまり節の側面が発見できた。このなまり節は初めて食べるだけで虜になってしまった。古くきれいな町並みとおいしい水産加工品を見つけることができた。
次回のフィールドワークでもまた違う発見をしていきたい。 ... 続きを読む