木下惠介記念館(2016年度終了)

創造都市への試み~映画監督木下惠介の功績を市民に伝える~

フィールドワーク協力事業者
  

  

フィールド担当教員【専門領域】
  

 昭和の映画監督である、浜松市出身の木下惠介は黒澤明と双璧を成す人物として知られ、数々の作品を世に送り出している。その木下恵介監督の作品の紹介や生い立ちはもちろん、映画製作や私生活にまつわるエピソードを知ることができる。また、木下惠介記念館は昭和5年に建てられた「旧浜松銀行協会」(市指定有形文化財)にあり、当時の面影をそのまま残している。

活動紹介

2016/12/04

映画「涙」の鑑賞とフィールドワーク発表会

今回のフィールドワークで行ったのは、木下惠介監督の愛弟子である川頭義郎監督の作品「涙」の鑑賞とフィールドワーク全体についての発表だった。 映画「涙」は木下監督の影響を色濃く受けた作品ということで、2人の男女の恋愛が題材となっていた。その2人を取り巻く人間模様や台詞ではなく表情で登場人物の感情を表現する演出は、現代の映画しか知らない私たちでもとても楽しみ、感動する作品だった。 フィールドワーク発表の後、ある来訪者の方に言われた言葉がある。 「前提知識がなければ、どんな活動をしようと意味はない」 この言葉は、「木下惠介監督作品を幾つ見たのか?」と問われ「まだ見れてい ... 続きを読む
2016/11/26

「惠介の書斎」の展示変更と百寿記念オータムコンサート

 私たちは26日と27日の2日間で木下惠介記念館1階の第一展示室の展示替えと惠介さんの弟・忠司さんの百寿記念のオータムコンサートのお手伝いをさせていただきました。  第一展示室は惠介さんが生前使用していたものが展示されている『惠介の書斎』がテーマの展示室で館長から好きに展示替えをしても良いというお言葉がいただけたので、私たちが思うように展示替えをしてみました。  左が展示替え前、右が展示替え後です。展示品は大きく変わっていないものの、雰囲気を変えることは出来たのではないかと思います。  オータムコンサートのお手伝いでは、受付や案内のお手伝いをした後館長のご厚意で私たち学生 ... 続きを読む
2016/11/05

木下惠介記念館の歴史

 私達は浜松の木下惠介記念館でフィールドワークを行いました。木下惠介さんとは、黒澤明と並ぶ昭和を代表する映画監督です。  この施設は、静岡県庁などの設計も手がけた中村與資平氏によって昭和5年に建てられました。このフィールドワークでお世話になった木下惠介記念館の館長曰く、当初は、浜松銀行協会の建物として使われていましたが、市の指定有形文化財になったことで今の木下惠介記念館になったそうです。また、このような映画監督の記念館は全国的に見ても珍しいそうです。  記念館では常設展の他、月に一度、木下惠介作品の上映会が開催されており、地域の人や木下惠介ファンの方々が足を運ばれています。しかし、来場者の ... 続きを読む