活動紹介

修善寺の土と藁と森 工芸と森林保全の体験(4月23日)

2022年度の本フィールドワークは、アートをテーマにしたジオパーク体験から始めた。
伊豆半島には火山や植生を生かした文化や伝統工芸が受け継がれている。現在でもその特別な自然環境に惹かれて、数多くのアーティストが移住している。今回はその中でも修善寺における伝統工芸である麦わら細工と、陶芸の工房を訪問した。
〇麦わら細工は、大麦を編んで箱や飾りを作る工芸である。修善寺の晨(あした)さんは、当地に江戸中期に始まった技法を伝えており、いまや静岡県内で唯一の工房となっている。
〇陶芸には土が必要だが、伊豆半島は火山が多く、火山から出る火山灰を土として使うと独特の風合いがでる一方で、初心者に扱いにくいという。修善寺には陶芸工房が少ないため、地域の活性化としての期待もある。
工芸の後は、森林保全の支援活動を行った。
里山の管理が全国的に課題となっているが、修善寺の里山である半教寺山もその例外ではない。
修善の森プロジェクトの皆様に指導をしていただきながら、修善寺の里山を歩きそのあり方を学ぶとともに、森林の保全活動のお手伝いをすることで森に空気を入れる体験をした。

今年は、「ジオパークとアート」が活動の柱のひとつです。

(麦わら工房 晨さん、Ciro工房さん、修善の森プロジェクトの皆様ありがとうございました)