学環とは

 静岡大学地域創造学環(以下、学環)とは、静岡大学全体が有する教育研究資源を柔軟にかつ最大限に活用して、従来の学部の枠組みを越えることを可能にした新たな教育プログラムのことです。  
 平成28年4月よりスタートした、このプログラムでは、静岡大学の全ての学部(人文社会科学部、教育学部、情報学部、理学部、工学部、農学部)の授業を履修することができます。幅広い教養と高い専門知識を身につけながら、積極的に地域(フィールド)に飛び出して学んでいくことが学環の大きな特徴です。地域が抱える様々な問題と向き合い、その解決策を地域の人々と考えながら、より魅力的な地域社会の創造に取り組むことができる人材を育成します。

地域創造学環 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

 

 地域創造学環は、現代の地域社会が抱えている様々な問題・課題に対処し、より活力に

 地域創造学環は、現代の地域社会が抱えている様々な問題・課題に対処し、より活力にあふれ魅力的な地域社会の創造に取り組む人を育成するため、下記に示す知識、能力、態度を身につけるとともに、所定の期間在籍し、基準となる単位を修得した学生に卒業を認定し、学士(学術)の学位を授与する。

  1. 地域の問題・課題を発見・解決するために必要な幅広い教養と体系的な専門的知識を身につけている。
  2. 地域資源(文化・社会・自然等)を理解し、地域の問題・課題の解決に必要な情報やデータ等を専門的知識・手法により適切に調査・分析・処理するとともに、その結果を効果的に表現することができる。
  3. 地域が抱える問題・課題を発見するとともに、それを多面的に考察し、創造的な思考と論理的・総合的な判断により解決策を企画・立案することができる。またそれを地域社会の様々な主体との協働により実行することができる。
  4. 自らの考えや判断を論理的かつ効果的に伝達できるとともに、他者の発言等に真摯に傾聴してその要点を的確にとらえることができ、他者と自らの意見の交換や調整をすることができる。
  5. 地域の問題・課題に積極的に関心を持ち続け、社会のルールや規範を尊重するとともに、多様な価値に基づいて他者や社会の発展のために行動できる。

5つのコースで、地域のクリエイティブリーダーを育成します。

 学環では、1年生の前学期で、フィールドワークの事前準備を行いながら、自分なりの地域へのアプローチ方法を考えます。その後、1年生の後学期から、5つのコースの中からそれぞれ自分の関心に合ったコースを選択し、より専門性の高い知識と能力を身につけていきます。

学環での3つの学びのポイント

 学環では、地域(フィールド)でそれぞれが抱えているさまざまな問題に対処するための実践的な学習を積み重ねていくことで、学問を学びつつ、コミュニケーション力や主体的行動力など、実社会で必要な能力を育成します。
 また、幅広く全ての学部の授業を履修することができるので、1年生後学期の早い段階から学生1人に対し2名(正・副)の「学びのアドバイザー」がついて、それぞれの学生に合ったオリジナルの授業計画作成をサポートします。